塾を探し始めると、あまりの多さに圧倒されます。最寄り駅の周辺だけで10校以上、なんてことも珍しくありません。
口コミは少なく、友達と同じところにとりあえず決めてしまったり、合格実績も「塾全体の数なのか、その校舎だけなのか」がわかりにくかったり。問い合わせすれば営業連絡が続くし……子どもの将来を左右する大事な選択なのに、落ち着いて決めるのが難しい状況です。
二人の息子の高校受験を経て、私が行き着いた結論はシンプルです。
まず「塾に何を求めるか」を明確にする。
大きく分けると、求めることは2つです。
- ① 定期テスト対策で内申点を上げる
- ② 内申対策は自分でやり、塾では学力をつけて難関校入試に対応する
①「内申重視」タイプの塾
地域密着の個人塾や、地元の中学の進度に合わせた大手塾がこれにあたります。
最大のメリットは、内申対策に力を入れてくれること。実はこういった塾の中には、担当教師ごとの定期テスト過去問を持っているところもあるそうです。先生が異動すると、過去問もその地域の校舎に移るとか……あくまで噂ですが、息子の友人は「全く同じテストだった」と言っていました。それをカンニングと見るかメリットと見るかは人それぞれですが、そういった情報はネットには出てきません。通っている子もライバルに教えたくないので黙っています。
こうした”地域の内情”を知りたいなら、すでに受験を終えた親御さんに直接聞くのがいちばんの近道です。もうライバルではないので、意外と親切に教えてもらえます(笑)。
なお、塾によっては提出物の管理をしてくれるところもあります。私立単願や大学付属校を目指す場合、ある程度の内申点は必要なので、そういったサポートが合う子には心強いと思います。
②「学力重視」タイプの塾
私自身は、その場しのぎの内申対策より、本物の学力をつけることを優先したかったので、次男にはZ会進学教室を選びました。
高校に入った今、授業についていくことにまったく苦労がなく、自分で先取り学習もできています。それは②タイプの塾でしっかり鍛えてもらったからだと感じています。
ただ正直なところ、②を選んだことで次男は内申に苦労しました。そこは悩みどころでもありました。
一方、①タイプでうまくいった友人もいます。コツコツ内申を積み上げ、都立重点校に合格しました。どちらが正解、ということではありません。
結局、何を基準に選ぶか
我が家の場合、「高校受験は通過点、大切なのは大学受験に向けた学力」という考えがあったので、先を見据えた塾を選びました。
ただ、子どものタイプも、家庭の価値観も、志望校もそれぞれ違います。
「何のために塾に行くのか」をご家族でまず話し合ってみると、塾選びの軸がぐっと定まると思います。
①の「実力重視タイプの塾」に実際に通った体験はこちら
塾の体験でやめた話はこちら

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