塾選びに「正解」はないと、今でも思っています。 でも二人の息子の高校受験を経験して、少しだけ見えてきたことがあります。 今日は長男の話です。
「塾は必要か」から始まった
長男が中学生のとき、正直なところ塾は必要ないんじゃないか、と漠然と思っていました。 内申は自分でしっかり対策できていたし、学力的にも心配は少なかった。
でも、別の問題がありました。
「学校の授業がつまらない。行く意味が感じられない」
本人がそう言ったとき、受験のためではなく、勉強嫌いにさせないことを最優先に考えました。 学ぶことが面白い、と感じられる場所を探して出会ったのが、「いもいも教室」です。
思考力を育てた「いもいも教室」の1年半
いもいも教室は、できることにこだわらず、試行錯誤することに重点を置いてくれる場所でした。
長男は「ここだけが唯一、頭を使う時間だ」と言っていたくらいです。
ただ、通っている生徒さんのほとんどは中高一貫校の子どもたち。
高校受験を控えているのは長男くらいという、少し特殊な環境でもありました。
当時は「受験対策になっていないかも」と少し気になっていましたが、今振り返るとこの1年半はかなり効いていたと思っています。 大学受験で数学を武器にできたのも、中学時代に思考力の土台を作れたからかもしれません。
中3の春、本人が「塾に行きたい」と言い出した
中3になる春、長男が自分から口にしました。
「行きたい高校が決まってきた。その高校に合格者をたくさん出している塾に行きたい」
選んだのはZ会進学教室。春期講習から通い始めました。
ただ、部活の最後の大会が7月まであり、本人にとって部活は最優先。 夏までは「とりあえず通っている」という状態でした。 夏休みに入り、塾内テストの結果が思ったより振るわなかったことで、ようやくエンジンがかかった感じです。
Z会進学教室の、ここが良かった
当時のZ会で特に良かったと感じたのは、次のような点です。
- 塾内の順位が張り出され、自分の立ち位置がわかりやすかった 都内の実績だけでなく、同じ教室内での位置がわかることで、目標校の現実感が持てた
- 量より質。こなせば確実に成績が上がる問題集・プリント
- 無駄な追加講座がなかった
- 長年Z会で教えているベテラン講師が多かった
- 規模が大きすぎず、同じ中学の友人がいない環境 適度な緊張感があった
- 高校受験を通過点として、大学受験まで見通している雰囲気
この環境が、長男には合っていました。
子どもが自分で選んだことが、いちばん大きかったかもしれない
振り返って思うのは、長男の受験でうまくいったのは、塾選びの「当たり」だけではなく、本人が自分で選んだという事実が大きかったのかもしれないということです。
いもいも教室も、Z会も、押しつけたわけではありませんでした。
次回は次男の高校受験での経験と、「長男のときに良かった塾なら次男も」という思い込みが生んだ後悔についてお話しします。

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