いつから通塾すればいいか、迷う方は多いと思います。
我が家の二人の息子の経験をもとに、高校受験にむけたベストなタイミングについて考えてみました。
私立志望が増えた背景
高校授業料の無償化に伴い、私立高校を目指す家庭が増えました。次男の中学校では、ついに私立進学者が半数を超えるほどに。
私立受験は基本的に3教科でよく、レベルも上を目指しやすいこともあってか、中1から通塾している生徒が大半でした。
「付属校狙い」という選択の落とし穴
私立を目指す最大の理由は、大学付属校に入ることではないでしょうか。最初は早慶を目指して通塾を始め、ダメなら…とMARCH付属へ、という流れが多いように感じます。
なかには、小学生のうちから都立中高一貫校を視野に入れ、ダメなら高校受験で私大付属へ、と早くから塾に通うケースもあります。早期から通えば可能性が広がると思いがちですが、ここに大きな落とし穴があります。
3教科に早くから絞ると、都立の選択肢が消えるのです。
また、都立には明確な定員がありますが、私立は学年によって合格者数が100人単位で変わることもざら。説明会で「指定校推薦枠がこれだけあります」と言われても、実際の競争率は入ってみないとわからない、ということも多いです。
希望通り私大の付属校に入れればいいのですが、複数受験にも限度はあります。もし全滅だった場合、そこから都立受験に切り替えるのは難しく、持っている実力より大幅に下の学校になってしまうリスクもあります。
13歳と15歳では、見えている未来が違う
早い時期から通塾していると、周りが皆、私立付属狙いで固まり、自分でも疑問を持ちにくくなっていきます。
MARCH付属に進学した次男の友人は、合格して通い始めたものの、「やっぱり大学受験したいかもしれない」とポツリと言っていたそうです。
13歳で思い描く将来と、15歳になって考える将来は、まったく違うこともある。付属校の環境で一般受験を目指すには、相当な意志の強さが必要です。そういう可能性もあり得ることは、頭に入れておいた方がいいかもしれません。
一方で、私大は定員厳格化の影響で一般入試枠がどんどん減っており、今後さらに難化することも予想されます。付属校ルートで正解だった、という結果もあるでしょう。
我が家の方針と、二人の兄弟の違い
我が家は、15歳から18歳という一番頑張れる時期に、精一杯勉強してほしいという思いがありました。経済的な理由も含め、付属校は最初から選択肢になく、都立一本で考えていました。
長男は中3の春期講習から通塾。内申に不安がなかったため、通塾の目的は「受験のノウハウを知ること」。中3からの総復習で十分でした。実際、自学で伸びた部分も多く、塾はあくまで補佐的な使い方でした。
次男は内申点が課題だったため、学力をつけるしかない状況。取りこぼしのないよう、中2の冬期講習から通い始め、中2範囲の復習もしっかりさせました。塾で勉強の仕方を身につけてからは、成績がどんどん伸びていきました。
通塾は「少ない方がいい」かもしれない
二人とも部活を最優先にしており、通塾が目的になっては意味がないと常に意識していました。塾で授業を受けているだけでなく、きちんと身についているか確認することも大切にしました。
男の子だからかもしれませんが、惰性でダラダラ通うと身につかなくなる。だからこそ、通塾は少なめの方が効果的だと感じています(少なくとも我が家の場合は)。
同じ塾に通っても、長男と次男では関わり方がまったく違いました。子どものタイプに合わせた、塾との付き合い方を考えることが大事なのかもしれません。

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